2026/06/05
はじめてのプログラミング 2025
2025年度事業として2026年3月、神戸・東京の2会場で、
中学生・高校生向けの「はじめてのプログラミング2025」を開催しました。
「プログラミングに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」という初心者の方を対象に
体験を通じて計算科学の面白さに触れてもらうことを目的として、2018年度から継続して実施しているイベントです。
神戸・東京でそれぞれ2回ずつ開催し、全国の中学校・高校から約60名が参加しました。
募集開始後すぐに満席となり、プログラミングへの関心の高さを改めて感じる結果となりました。
はじめてでも安心。プログラミングの世界への第一歩
まずは、同じテーブルの参加者同士で自己紹介からスタート。
はじめは緊張した様子も見られましたが、同じ「初心者」という共通点もあり、
次第に会場には和やかな空気が広がっていきました。
前半の「プログラミングはじめの一歩」では、Pythonを使って、文字の表示や計算、
条件分岐といった基本的な操作を学びました。
参加者一人ひとりがパソコンを使い、実際に手を動かしながら進めていきました。
「ちゃんと動いた!」
「どうしてエラーが出るんだろう?」
試しながら考える中で、少しずつプログラムへの理解を深めていきました。
講師やTA(ティーチングアシスタント)が近くでサポートするため、初めてでも安心して取り組めていました。

ストーリーで学ぶ数値シミュレーション
後半は、「数値シミュレーションで解決だ~二人が再会するまで、あと何日?~」に挑戦しました。
旅人と村娘がそれぞれ移動するという設定のもと、「いつ再会できるのか?」をプログラムによって導き出します。
人の手で一つひとつ行う計算では大変な問題も、コンピュータを使えば繰り返し計算することで答えに近づける
“数値シミュレーションの考え方”を学びました。
条件を変えて何度も実行したり、結果を見比べたりしながら、参加者は試行錯誤を重ねていました。

スーパーコンピュータ「富岳」の速さを体感!
講座ではさらに、参加者それぞれの計算結果を使って、「並列計算」の仕組みを疑似体験しました。
スーパーコンピュータでの計算のしかたを学んだ後、「富岳」の紹介や、
普段使っているパソコンとの性能の違いについても学びました。
自分で作成したプログラムがスパコンで実行された場合の計算速度の違いを知ると、
その圧倒的な処理能力に驚いていました。
各会場の様子
神戸会場では、中学1・2年生を中心とした参加が多く、参加者同士で相談しながら進めていました。
東京会場には、九州や茨城など遠方からの参加者もあり、地域を越えた交流が生まれていました。
参加者の声
アンケートでは、次のような感想が寄せられました。
- 「プログラミングは難しそうと思っていたけど、楽しかった!」
- 「自分で考えて動かせるのが面白かった」
- 「シミュレーションで答えを出す体験が新鮮だった」
実際に手を動かして学ぶことで、プログラミングの魅力をより身近に感じてもらえたようです。
プログラミングや計算科学を知り、またさらに高みを目指して挑戦を続けてくれることを期待しています。
「富岳」見学会
神戸会場では希望者を対象に別日程で「富岳」見学会を実施しました。
実物の「富岳」を前に、多くの参加者は熱心に見学し、写真撮影を行っていました。
理化学研究所R-CCSのロビーには、スパコンを活用することで社会に役立っている研究の紹介等の展示もあり、
興味津々に見学していました。
参加者にとって、プログラミングの楽しさや計算科学について学ぶ、有意義な春休みの一日となりました!

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