文部科学省

スーバーコンピュータ「富岳」 成果創出加速プログラム
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スーパーコンピュータ「富岳」 第4回シンポジウム 富岳百景 「富岳」成果創出加速プログラム・制作対応利用課題
スーパーコンピュータ「富岳」
スーパーコンピュータ「富岳」
スーパーコンピュータ「富岳」

ご挨拶

誕生から5年が経過した現在も、世界最高水準の性能を誇るスーパーコンピュータ「富岳」。
この間に「富岳」を活用した様々な研究成果が生み出されました。
その中から、文部科学省のプログラム(※)、政策対応利用課題による研究成果について
第一線の研究者から、皆様に向けてわかりやすくご紹介します。
「「富岳」って何に役立っているの?」という方、必見です。
オンライン開催です。どなたでもご参加いただけますので、ぜひお気軽にお申し込みください。

※「富岳」成果創出加速プログラムとは

主催:登録施設利用促進機関 一般財団法人 高度情報科学技術研究機構
企画:文部科学省 
協力:HPCIコンソーシアム、理化学研究所計算科学研究センター

information

第4回 スーパーコンピュータ「富岳」 シンポジウム「富岳百景」 特設サイトをオープンしました。

「富岳」を活用した様々な研究

「富岳」 成果創出加速プログラム(20課題)

研究概要ポスター 一覧

様々な研究と「富岳」活用の情報が、
ポスターでご覧いただけます。

富岳の活用事例を見てみよう!

プログラム

session1
「富岳」で社会課題に挑戦する!
「富岳」で社会課題に挑戦する!

「富岳」で社会課題に挑戦する!
(政策対応利用課題からの発表)

講演 1

「富岳」を用いた大規模なAIの事前学習

東京科学大学 総合研究院 スーパーコンピューティング研究センター 教授
横田 理央

講演 2

次世代気象レーダによる未来のゲリラ豪雨予測
~大阪・関西万博におけるリアルタイム配信の実証~

総務省 国際戦略局 技術政策課研究推進室 冨士原 大介

session2
シミュレーションとAIを組み合わせたら何ができる?
シミュレーションとAIを組み合わせたら何ができる?

シミュレーションとAIを組み合わせたら何ができる?
(「富岳」成果創出加速プログラムからの発表)

概要説明

「富岳」成果創出加速プログラムの各課題(20課題)の概要紹介

「富岳」成果創出加速プログラム 領域総括 /
 早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 上級研究員・研究院教授 高橋 桂子

講演 3

燃料電池の未来を切り開く、
「富岳」を使った新しいシミュレーション技術

関西大学 化学生命工学部 准教授 藤本 和士

講演 4

シミュレーションとAIで解明する宇宙の構造と進化

筑波大学 計算科学研究センター 教授 大須賀 健

講演 5

「富岳」で実現するヒト脳循環デジタルツイン
~医用計測データ、計算機シミュレーション、AI技術の融合~

東京科学大学 工学院 機械系 教授 伊井 仁志

session3
科学はAIでどう進化する? 〜 AI for Science 〜
科学はAIでどう進化する? 〜 AI for Science 〜

科学はAIでどう進化する? 〜 AI for Science 〜

パネルディスカッション

コーディネータ

教育系YouTuber、SNSインフルエンサー ヨビノリたくみ

パネリスト(4名)

「富岳」成果創出加速プログラム 領域総括
 高橋 桂子(早稲田大学)

「富岳」成果創出加速プログラム 課題代表者
 藤本 和士(関西大学)
 大須賀 健(筑波大学)
 伊井 仁志(東京科学大学)

ヨビノリたくみ

教育系YouTuber

YouTubeチャンネル『予備校のノリで学ぶ「大学の数学・物理」』で、主に大学の数学や物理の解説動画を配信している。学位は修士(学術)(東京大学・2017年)。令和5年度の「科学技術分野の文部科学大臣表彰」科学技術賞(理解増進部門)を、動画編集などを担当する ヨビノリやす とともに受賞している。受賞理由は「インターネット動画配信による革新的な科学の理解増進」。チャンネル登録者数116万人。X(旧Twitter)フォロワー数16.8万人。

ヨビノリたくみ

質問や感想を投稿しよう!

右(スマホは画面下)の「X(旧Twitter)」ボタンから
パネルディスカッション中に、ハッシュタグ「#富岳百景シンポ24」を付けて、
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タイムテーブル

12:30

受付開始

13:00 ― 13:10

オープニング ご挨拶

塩見 みづ枝
文部科学省 研究振興局長

塩見 みづ枝

session1
「富岳」で社会課題に挑戦する!
(政策対応利用課題からの発表)

13:10 ― 13:40

「富岳」を用いた大規模なAIの事前学習

横田 理央
東京科学大学 総合研究院 スーパーコンピューティング研究センター 教授

横田 理央

生成AI技術は急速な発展を遂げており、初めて見る大学入試や医師国家試験にも正答できるようになっています。また、生成AIモデルの規模や学習に用いるデータ量が大きくなればなるほどAIの能力は単調に増加することがわかっています。しかし、最先端の生成AIモデルの学習には膨大な計算資源が必要となります。本講演では、日本で最大のスパコン「富岳」を利用し、膨大な量の日本語と英語のデータで学習したFugaku-LLMについて紹介します。

13:40 ― 14:10

次世代気象レーダによる未来のゲリラ豪雨予測
~大阪・関西万博におけるリアルタイム配信の実証~

冨士原 大介
総務省 国際戦略局 技術政策課研究推進室

冨士原 大介

近年増加しているゲリラ豪雨による被害を減らすためには、豪雨の卵を早期に検知して予測することが必要です。この課題に取り組むため、雨雲を30秒で立体的に把握できる次世代気象レーダ(MP PAWR:マルチパラメータ・フェーズドアレイ気象レーダ)が開発されました。生成される大量の観測データをもとに、より高精度に予測するためには、高性能な計算機が必要です。本講演では、未来社会の実験場である大阪・関西万博の一部期間において、2台のレーダと「富岳」を活用し、ゲリラ豪雨の予測を気象アプリ等でリアルタイムに配信する実証を紹介します。

session2
シミュレーションとAIを組み合わせたら何ができる?
(「富岳」成果創出加速プログラムからの発表)

14:10 ― 14:30

「富岳」成果創出加速プログラムの各課題(20課題)の概要紹介

高橋 桂子
「富岳」成果創出加速プログラム 領域総括 /
早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 上級研究員・研究院教授

高橋 桂子

14:30 ― 15:00

燃料電池の未来を切り開く、「富岳」を使った新しいシミュレーション技術

藤本 和士
関西大学 化学生命工学部 准教授

藤本 和士

燃料電池の効率向上には、触媒層内でのプロトンや酸素の移動を正確に理解することが重要です。しかし、これを解明するには膨大な原子数を扱うシミュレーションが必要で、従来の方法では限界があります。本研究では、1億個の原子を対象としたシミュレーションと機械学習を組み合わせ、新しい計算手法を開発し燃料電池の効率向上には、触媒層内でのプロトンや酸素の移動を正確に理解することが重要です。しかし、これを解明するには膨大な原子数を扱うシミュレーションが必要で、従来の方法では限界があります。本研究では、1億個の原子を対象としたシミュレーションと機械学習を組み合わせ、新しい計算手法を開発します。これによりプロトンの分布や移動、触媒層内での物質輸送のメカニズムを解明し、燃料電池の性能向上に貢献します。これによりプロトンの分布や移動を解明し、燃料電池の性能向上を目指します。

15:00 ― 15:30

シミュレーションとAIで解明する宇宙の構造と進化

大須賀 健
筑波大学 計算科学研究センター 教授

大須賀 健

ビッグバンで始まった私たちの宇宙は、ダークマターの密度ゆらぎを起点に、星や銀河、ブラックホールといった多様な天体の存在する現在の姿に進化してきました。この138億年にわたる宇宙の進化は、大規模な数値シミュレーションで徐々に解明されてきましたが、いまだ多くの謎が残されています。こうした課題を克服する鍵となるのがAIの活用です。AIとシミュレーションを融合させることで、宇宙の構造と進化の解明を目指す最先端の研究をご紹介します。

15:30 ― 16:00

「富岳」で実現するヒト脳循環デジタルツイン
~医用計測データ、計算機シミュレーション、AI技術の融合~

伊井 仁志
東京科学大学 工学院 機械系 教授

伊井 仁志

近年の医用計測技術の向上は目覚ましく、脳の流れにおいても様々な計測データが取得できるようになってきています。しかしながら、その流れの背後にある物理機構は不明な点が多いことから、取得された計測データは臨床の場で十分に活用されていないのが現状です。本講演では、我々が研究開発を進めている、医用計測データと「富岳」における計算機シミュレーションを活用した個人別の脳の流れ場を計算機上で再現するアプローチについて紹介するとともに、AI技術との融合による医療現場への展開についての展望をお話しします。

16:00 ― 16:10

休憩

session3
科学はAIでどう進化する? 〜 AI for Science 〜

16:10 ― 17:10

パネルディスカッション

コーディネータ

 教育系YouTuber、SNSインフルエンサー

 ヨビノリたくみ

パネリスト(4名)

「富岳」成果創出加速プログラム 領域総括

 高橋 桂子(早稲田大学)

「富岳」成果創出加速プログラム 課題代表者

 藤本 和士(関西大学)
 大須賀 健(筑波大学)
 伊井 仁志(東京科学大学)

パネルディスカッション中に質問や感想を
X(旧Twitter)」で投稿して参加しよう!

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17:10 ― 17:20

質疑応答

― 17:30

クロージング ご挨拶

一般財団法人 高度情報科学技術研究機構 常務理事

森 雅博

「富岳」に関するコンテンツ情報